編集部コラム | 【これで解決】舌を噛む癖の原因と対策

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最近舌を噛んでいることが増えたな、無意識に噛んでしまって癖になっているなと気になり始めたあなた。

ちょっと噛んだだけなのに、口の中でいつも触れるのでなんだか気になってしまいますよね。

舌を噛む原因がどんなことかを知ることで、舌を噛むのを予防することもできます。

また、舌を噛んだらそのまま放置する以外にも治す方法があります。

今回は舌を噛んでしまう癖についてお話します。

 

目次

なぜ舌を噛んでしまうのか
舌を噛んでしまう原因として考えられるもの
舌を噛んでしまった時の対応方法
舌を噛む癖をなくす対策
自分で治すのが難しい場合は歯科医院へ

 

なぜ舌を噛んでしまうのか

 

歯が痛い女性舌を噛んでしまう理由はいくつかあると考えられています。
 
ストレスや過度の疲れや不眠、深酒など身体的な状況により筋肉の緊張が引き起こされ、舌を噛んでしまうことがあります。

さらに、歯並びが悪かったり、噛み合わせや入れ歯、被せ物が合っていない人も、舌を噛む癖はよく見られます。

また、口内炎や歯肉炎などの口の中の状態が悪い場合も舌を噛んでしまうことがあります。

 

舌を噛んでしまう原因として考えられるもの

 

舌を噛んでしまう原因にはいくつか考えられます。

 

・不正咬合

歯並びや噛み合わせが悪いと、食事や会話の際にも舌を噛みやすくなることがあります。

 

・被せ物の高さが合っていない

被せ物や詰め物の治療を行っている場合、その部分の高さが擦り減りなどによって変わってきてしまっている可能性もあります。

また、治療したてで調整が上手くいっていない場合もあります。

そうするとそこに舌が巻き込まれたりして噛みやすくなります。

 

・ストレスや不安

ストレスや不安を感じていると、無意識に舌を噛んでしまうことがあります。

舌が緊張することで噛んでしまうことも。

 

・疲労

疲れが溜まっていると、口の周りの筋肉が緩み、舌を噛みやすくなることがあります。

 

・早食い

早食いをしていると、良く噛まずに、舌を巻き込んだりしてしまうことがあり、噛みやすくなることがあります。

 

・病気など

睡眠時無呼吸症候群や顎関節症などの病気も、舌を噛む癖を引き起こすことがあります。

顎関節症は上手く顎が開けず、会話時に舌を噛んでしまうというお話もよく聞きます。

 

・肥満

肥満で頬の肉が多いと口の中の可動域が少なくなり、舌を噛みやすくなることがあります。

 

舌を噛んでしまった時の対応方法

 

舌を噛んで出血がある場合は、まずは止血処置を行います。

血が出ると口の中が気持ち悪くてうがいをしたくなるかもしれませんが、止血にかかりましょう。

舌に軽い圧迫をかけ、出血を止めます。

ガーゼがあればガーゼで傷口を圧迫します。

ない場合は手をきれいに洗って、傷口に雑菌が入って感染しないよう気を付けて圧迫します。

だいたい10~15分くらいで止血するでしょう。

 

・出血がない場合

舌を噛んでしまった時、出血がない場合は、口の中を清潔に保ちましょう。

うがいをして雑菌を除去し、舌の傷の治りをまちましょう。

もし痛みがある場合は、氷などで冷やしても良いでしょう。

 

・その他

舌を噛んでしまった場合、あとから口内炎になったり痛みや腫れが続く場合があります。

この場合は、痛み止めや口内炎の軟膏を服用することがあります。

傷口が治るまでは、食事も刺激があるものには気を付けてください。

 

舌を噛む癖をなくす対策

 

舌を噛む癖は、気がつかないうちに行ってしまうため、なかなか簡単には改善できません。

しかし、以下のような方法で、少しずつ改善していくことができます。

 

・噛み合わせや歯並びを治す

原因が不正咬合の場合は、歯科医院で歯並びや噛み合わせを治療してもらうことで、噛んでしまう癖がなくなる可能性があります。

まずは相談してみましょう。

 

・食事をゆっくり食べる

食事の際はゆっくりとよく噛んで食べましょう。

早食いをすると、舌を巻きこんだり食べ物を十分に噛まずに飲み込んでしまうため、舌を噛みやすくなってしまいます。

ゆっくりとよく噛んで食べることで、舌を噛むのを防ぐことができます。

 

・ストレス解消

ストレスを感じていると、無意識に舌を噛んでしまうことがあります。

運動、ヨガ、瞑想など、ストレスを解消する方法を見つけましょう。

また十分な睡眠をとりましょう。

睡眠不足は、ストレスや不安を増加させ、舌を噛む癖を引き起こす可能性があります。

1日7~8時間の睡眠を心がけましょう。

 

・舌の筋肉を鍛える

舌の筋肉を鍛えましょう。

舌の筋肉を鍛えることで、舌を噛むのを防ぐことができます。

舌を左右に動かしたり、前後に動かしたりして、舌の筋肉を鍛えましょう。

また舌を意識することも良いでしょう。

噛んでしまいそうなときに、舌を上に持ち上げるように意識することで、噛む癖が改善されることがあります。

 

自分で治すのが難しい場合は歯科医院へ

 

なぜか舌を良く噛んでしまうという場合、自分で原因を見つけるのはなかなか難しいものです。

「ただ舌を噛んでしまうだけなのに病院に行くなんて大袈裟なんじゃないかな…」なんてことは思わずに、歯科医院を受診しましょう。

受診することで、舌を嚙んでしまう原因だけではなく、他の口の中の病気を発見できるかもしれません。

舌を噛む原因が見つかったら、治療を行って解決できる場合もあります。

まずは受診してみましょう。

 

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